Gyun*Gyun

録音やアレンジに使用しているSONARの事や日常の悩みなど

アンプシミュレーターの話。

僕はDAWにギターを録音する時、音の加工にROLANDのVG-99を使用しています。これはギターシミュレーター+ギターシンセ+GT-8(マルチエフェクター)だと思ってもらえれば良いと思います。
DAWを使っている人の中にはプラグイン式のアンプシミュレーターを使っている人も多いかと思います。僕も以前まではZOOMのZFXやGuitar Rigを使ってました。
これらのメリットは加工が視覚的にやりやすいという事と、クリーン音で録音さえすれば録音後にもPC内部でアンプやエフェクターの変更をシミュレーターする事が可能な事です。
そしてPCの速度やメモリの容量に依存はしますが、いくらでもアンプやキャビネットやエフェクターの数を増やすことが可能だという事。ハードよりもそういった自由度はかなり高いんじゃないでしょうか。



デメリットもあります。PCのパワーに依存していますので非力なPCの場合ギターを弾いてから実際に加工された音が出るまでの時間(レイテンシー)が長くなり、自然な演奏を行えない事と、エフェクターを増やす等の加工する工程をあまり増やせずに本来のメリットを生かし切れないかもしれないという事でしょう。他にもライブで扱うのが恐いとか(PCごと運ぶ必要があるのでリスクが多い。)購入してもインストールしないと使えない事、ハード機材と比べると操作にマウス等の入力装置を使用するので慣れていない人からするとお世辞にも手軽とは言えませんね。
ちなみに自分の環境はCPU i7,メモリ,16G(ソフトで無理矢理認識),OS win7 32bitでGuitar Rigを使用しLEAD800のアンプを1つ使用した場合、他のプラグインを全てoffにしていても若干の遅れを感じます。最初からこれだけ使っているとわからないのですが、この後にハードを使用して弾いた時に全然違うのがわかります。

ハードの場合は、プラグインのような融通はあまり利かないのですが、操作が簡単な事やプラグインのような音の遅れが少ない(ほとんど感じない)事が上げられます。
もちろんライブなどへの持ち運びも言わずもがなです。
録音後、音作りにどっぷり浸かりたいならプラグイン。
ライブの予定がないとしても、録音前に音をしっかり作り込んでレイテンシの問題など気にせずに録音するならハードといったところでしょうか。

昔からプラグインで定番なのがNI社のGIITAR RIGとIK MultiMedia社のamplitubeです。
もし自分が初めてのプラグインを購入するならこの2つのどちらかだと思います。これ以外にもたくさんありますが、少し値は張りますがシミュレート出来る機材(アンプ、エフェクター、キャビネット、マイク)の数をあげればこの二つが堅いでしょう。両方とも各社のサイトからシミュレート出来る機材の数が少ないフリー版をダウンロードする事ができます。


ハードの場合,
今ならBOSSのGT-100やLINE 6のPOD HDシリーズ、ZOOMのG5が人気です。

GT-100

HD-300

G5