Gyun*Gyun

録音やアレンジに使用しているSONARの事や日常の悩みなど

自分が発達障害だとわかった事で他人を見る目が変わったという話し/発達障害

自分が発達障害だとわかった事で他人を見る目が変わったという話し

道を覚えられない

僕は道を覚えるのが苦手だ。
以前やってた仕事で、契約先の作業現場に複数人で車で移動して作業をする仕事をしてた時の話です。

初めての現場に行く時はその場所を知ってる人間が運転し、その時に道を覚えて次回からは各自が1人でも行けるようになる。

だけど僕は会社の人間が呆れるのを通り越して不思議に思われる位、何度行ってもその場所を覚える事が出来なかった。

まわりに「どうやって覚えてるの?」と聞いても「いや。普通に2,3回行ったら意識しなくても覚えるし。」や「曲がる場所にある看板のような目印になる物で覚える」というので意識はしてみるけど全然覚えられない。

当時、自分なりに分析した結果、覚えられない理由は「今日こそ覚えよう!」と意識しても気がついたら考え事をしていたり既に現場についているので、その考え事をするきっかけが道中でみる景色や、車内で他人の会話やラジオに意識を持って行かれる事が原因のようだった。

病院での検査では自分の場合、視覚情報でも特に言語情報処理が上手く出来ていないとの事だったので、道を覚える事に関しては集中力の無さが原因のような気もする。

 

地図と出会う

対策として地図を常備する事にした。(まだスマホも無いしナビは高級だったので)
みんな地図が無くても口頭で説明を受けるとスイスイ行ける連中ばかりだったので、地図を持つという発想に行きつくまで時間がかかったし、僕が地図を買ったのを知ると「ふつう地図なんか無くても行けるやろwww」という感じだった。

現場につく度に、そこの住所を調べて地図に印を書く。
家に持ち帰り”行き方”を確認する。自分が運転して移動する時は地図を見ながら現場に向かう。会社でその作業をやると「偉いな!」と言われるもののバカにされてる気がしてならなかった。
初めて行く場所でも、住所がわかって地図さえあれば行ける自信がついたが行き先の住所が記録されてる書類なんか無く(雇用契約書も無いような会社だったので)「住所を教えてください」と経営者に伝えても「前に行った○○の建物があるだろ?そこから○本目の信号を曲がって」と言われる。「わからないです。」と伝えると舌打ちされ「おい。○○君、変わりに行ってきてくれ。」という事が常だった。

地図を何度も確認しながら運転するので、運転も危なかった。
新しい現場が増える度に地図には付箋やメモ書きが増えていったが、現場から現場への移動や新しい現場に1人で向かうという事が難しかったので面倒な社員であったと思う。
8年ほどそこに勤めたが”あいつは出来ない社員”という目線が辛かったので辞めた。
道を覚えない以外にも”現場の備品を壊す””汚水の入ったバケツをひっくり返す””指示を間違える・覚えられない””遅刻をしない方が少ない”等失敗が多々あった。

辞めるきっかけは怪我だったけど、治っても復帰する気は無かった。何より精神的に辛かったので。今でも当時の状況を再現したような夢を見る。

得た事

ここで終わるとただの愚痴日記なんだけど、自分が発達障害だとわかって得た事がある。これを書きたかった。

自分は地図を読めたけど、発達障害じゃない友人は地図が読めなかった。
学生時代に勉強は出来て常に上位にいたような人だ。
僕は”東西南北”さえ覚えれば地図を読めると思っていた。だからその友人に「取りあえず東西南北を覚えろよ」と教え、覚えてもらったけど地図は読めなかった。

「普通はこれが出来て当たり前」
「普通はこれ位は伝えなくても気がついて当たり前

どこででも聞くセリフだと思う。

だけど、実際は自分が想像している範囲の予測なんて全然あてにならない。

前に読んだ「7つの習慣」にも書いてたけど自分の予測は予測でしかないという事だ。
自分の作った予測の”測り”をはみ出してしまう人間を「あいつはおかしい」「気が利かない」「不器用すぎる」「覚えるのが遅い=やる気が無いんじゃないか」「忘れやすい=覚える気がない」と決めつける人がいかに多く、自分も過去にそうであったのかと今は思う。
過去とは言ったけど、今も何年も絡みついてきたその考え方は簡単にはとれない。
少し感情的になると「あの人はなんで○○なんだ」と不満に思う事もある。
感情に支配されている事に気がついて「あぁいけない。分からないだけかも知れないのに、また自分勝手な予測に振り回されている」と考え直す。
気を遣いすぎて疲れる事もあるけど、自分勝手な予測で相手を傷つける位なら僕はそれで良いと思ってる。それが自分らしいと感じている。
もし自分が発達障害だとわからなければ、僕は未だに自分の測りで相手を見ていたかもしれない。

今思うのは、不便な事は多いけど得た財産も大きい。
当たり前すぎるけれど、自分の苦手な事を他人と共有して助け合う事が賢い生き方だ。
自分が出来ない事を最初から諦めずに挑戦していると誰かが見つけてくれる。
そんな時は頑なに拒まずに相談すれば良い。
だけど、自分はそれが未だに苦手だ。少しずつ素直になれたら良いなと思う。

最近の落書き

f:id:syunkit:20160927034301p:plain

f:id:syunkit:20160925210901p:plain

f:id:syunkit:20160925210858p:plain