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録音やアレンジに使用しているSONARの事や日常の悩みなど

密蝋ワックスで楽器に光沢を/ギター

密蝋ワックスを使う

今日はギターの掃除をしました。
普段は除塵と堅く絞ったタオルでの拭き取りをしますが、年に1度位、蜜蝋を塗ります。

これは保護膜の塗布と光沢を出すのが目的で、一般で言うワックスです。
ワックスには2種類あります。「保護が目的」のタイプと「光沢を増すのが目的」のタイプです。もちろん両方を目的とした物もあります。洗剤を扱う仕事をされてる方や洗車好きな方はご存じかと思います。

蜜蝋ワックスはもともと木製の家具や家の木材(廊下や柱)などにも使われているのですが、光沢を出す以外に湿気から楽器を守る効果もありピアノにも使われているとの事。
また化学繊維が含まれていない事から木材に安心して使えます。
そして一番の魅力は仕上がり後の水面のような光沢でしょう。上手く仕上げれば水飴の表面を彷彿するような滑らかな光沢を得ることが出来ます。

使い方

  1. 綺麗なタオルやスポンジに少しだけつけてうすーく伸ばして塗る。これは本当に本当に心配なくらい薄く塗りますが塗り残しが無いように丁寧に塗ります。
  2. 別の綺麗なタオルで拭き取ります。
  3. 24時間乾かします。その間、絶対にさわらない。さわった跡がそのまま残る事もあります。
  4. 綺麗なタオルで表面を拭き取ります。

これを満足いくまで繰り返します。
注意する点は塗りすぎないこと。塗りすぎると全然乾きません。

一応、ビフォーとアフターを撮ったのですがわかりにくいです。てか、わかりません。。

before

after

金属にはなるべく研磨剤を使わない

こちらはペグです。
これは固く絞った化学ぞうきんでよく汚れを拭き取っただけです。

以前は金属掃除に楽器用の研磨剤を使っていたのですが、いくら細かい研磨剤で丁寧に擦っても研磨剤で物自体を削っている事には代わりがないので、使い続けるといずれメッキは剥がれてきます。なので今は研磨剤をほとんど使いません。(場合によっては研磨剤も使いますが、楽器用よりも細かい車のボディー用の研磨剤が安くてお勧めです。)
この化学ぞうきんはきっちり絞りさえすれば拭いたときにほとんど水滴が残らないし、その気になれば水垢も取れるくらい異物を除去してくれます。普通のタオルと比べると値段は高いですがとても長持ちします。
今回のギターのペグもタオルを水で濡らして固く絞って拭いただけで綺麗になりました。メッキは削らずに手垢などの汚れを拭き取ってくれるので気に入ってます。

楽器が無くても一家に一枚置いて欲しいくらいお勧め。特に水回りの金属(水道の蛇口など)掃除が楽しくなります♪